ペルーと言えば、世界遺産のマチュピチュを思い浮かべますよね。でも、ペルーにはアトラクションのように砂漠で楽しめるアトラクションもあるんです。本記事では、首都のリマから日帰りで行けるイカ (Ica) でのアクティビティをご紹介いたします。
ペルー イカの壮大な砂漠
ペルー首都であるリマから南へバスで約4時間走った距離にあるイカ (Ica)は、1563年に成立した歴史深い都市として知られています。さらに南下するとあの有名なナスカの地上絵があります。
イカ周辺にはペルーのお酒として有名な蒸留酒・ピスコ (Pisco)の生産地としても有名で、醸造所も多くあるため観光客にはワイナリー巡りも大人気。
歴史好きな人にはイカから海沿いへ約1時間の距離にあるパラカスも外せません。パラカス半島を中心に栄えたアンデス文明の一つで、パラカスにある「イカ博物館 (Museo Regional de Ica)」では当時の外科手術跡の残る頭蓋骨や、乾燥した砂漠地帯だからこそ良好な保存状態で見つかったミイラなどが数多く展示されています。
そんな歴史豊かなイカに広がる砂漠では、砂漠でのアクティビティ・専用の車に乗ってまるでアトラクションのように絶叫しながら砂漠を走るサンドバギーが人気です。海外の観光客だけでなく、ペルー人も週末旅行などでツアーで訪れる人が多いようです。
360度見渡す限りの砂漠!サンドバギーとサンドボードに挑戦しよう
イカのサンドバギーに参加するには、旅行代理店経由で予約が必要です。
宿泊するホテル経由で予約するか、リマなどの街中にも旅行代理店で予約しましょう。会社によって異なりますが、サンドバギー・ワカチナ湖・ワイナリーがセットになったツアーが多く提供されています。
サンドバギーは、このように10人程度でバギーに相乗りし、起伏のある砂漠を走り回ります!
見渡す限り広がる砂漠は、言葉で言い表せないほど広大で美しく、写真や動画に納めるのもいいですが、ぜひ目に焼き付けてほしいもの。
大人でも投げ出されてしまうくらいの勢いで走り回るため、しっかりシートベルトを締めるのを忘れずに。スマホで写真を撮りたくなりますが、気をつけないと落としてしまい、砂漠の中で探すのは到底不可能なので、紛失しないようにしてください。
砂漠のオアシス ワカチナ湖とその伝説
砂漠でのアクティビティを終えた後は、サンドバギーに乗って「砂漠のオアシス」として知られるワカチナ湖 (Laguna de huacachina) へ向かいます。
砂漠の真ん中に生まれた神秘的なオアシス。
一説には、近くを流れる地下河川に由来する5つの支流が合流したものと言われていますが、近年は水量が失われ、現在は人工的な水域となっています。
周辺には多くのレストランやホテルがあり、エメラルドグリーンの美しい湖を眺めながらゆっくりと時間を楽しむのも良いでしょう。
このワカチナ湖にはいくつかの伝説があります。
ワカチナ湖で日々を過ごしていた、緑の目と美しい声を持つ王女・ワカチナが由来していると言われています。
ある伝説では、最愛の人の死を悲しむ王女の涙からこの湖が生まれたと言われ、南米先住民の言語であるケチュア語で「泣く女」を意味する「ワカチナ (Huacachina)」と名付けられたとも言われています。
イカのワイナリー巡りもおすすめ
もし時間があれば、イカのワイナリー巡りを訪れるのもおすすめです。
冒頭にご説明したように、イカはペルーの葡萄を使った蒸留酒であるピスコ (Pisco) の産地としても有名。
ワカチナ湖から車で約30分の “El Catador” ではピスコはもちろん、豊富なペルーワインの生産方法をガイドの説明とともに見学することができます。
レストランも併設されており、ワインテイスティングの後にはゆっくりペルーワインを味わいながら休むのも良いでしょう。
ピスコやペルーワインはお土産にもおすすめで、空港では手に入らない地酒はぜひこちらで手に入れてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか?
ご紹介したイカのサンドバギーをはじめ、ワカチナ湖やワイナリー巡りはペルーに行くならぜひプランに入れてほしいエリアです。
人生でなかなか訪れる機会のない砂漠。ぜひ豪快な景色を存分に堪能していただきたいと思います。