チリ北部、世界一乾燥していることで知られるアタカマ砂漠。気候が厳しく高い場所にあるこの砂漠は、非常に乾燥はしていますが、足を運ぶ価値のある素晴らしい場所です。
ここの観光は時間と気持ちの余裕が必要で、かつ、長時間の徒歩に耐えられる身体能力の準備もしなければなりません。しかし、車で周遊することも可能なので、時間のない人や準備期間のなかった人も訪れることができます。この旅の準備は注意して、でも楽しみながら行ってくださいね。ユニークであなたをきっと驚かせてくれる場所ですよ。
ペドロ・ロハス

この赤みがかった地層は、アタカマの中でも非常に美しい部分の1つです。これは土の中に錆びた鉄の成分が多く含まれていることを意味しています。ぜひ写真に収めて記憶に残しておいてください。
多くの旅行会社が、ここと一緒にラグーナ・アルティプラニカスという場所を、別々に行くより安く済むという理由からツアーパッケージに含んでいます。
アルティプラニカス・ラグーン

この池は標高4000mにある、アタカマで最も有名な観光地です。溜まっている水は塩水なので、簡単に浮かぶことができます。冬場の10月頃でも、南半球は7月から9月が冬であるため、美しい景色とともに楽しむことも可能です。
また、この辺りには他にもいくつか池がありますが、その全てに訪れる価値があり、さらにその中のいくつかは休火山のそばにあるので、不思議な景色を見ることができますよ。
死の谷と月の谷

アタカマで最も伝統のある観光地が、これらの谷です。ここに行くと、地球の砂地や大地の広大さを肌で感じることができます。特に、大地が赤やオレンジ色に染まる夕日は、信じられないような感覚に陥ります。

そしてここでは宇宙ツアーに出かけたような気持ちになることもできます。光が全くない中で星に囲まれる夜は、美しく瞑想的なものとなることでしょう。
この2つの谷ではカメラをそこら中に向けてしまうかと思いますが、旅の1日目に訪れることが多いので、残りの素晴らしい場所にも残しておいてくださいね!
サラ・ダ・タラ

この変わった岩の造りでできている塩砂漠は、1万年以上もの間、山が砂漠を侵食し続けてできたものです。塩と砂で崩れてしまう山を見て、時間や空間についてよく考え、そこにいる時間を最大限に活用する必要があることに気付くことでしょう。
ここは、アタカマで最も高い場所にあり、中でも高いところでは標高5800mに及ぶ地点もあり、たどり着くのに苦労することもあります。旅行の1日目には行かず、この高度に慣れてからこのユニークで素晴らしい場所に訪れるようにしてくださいね。
タティオ間欠泉

この間欠泉は、サン・ペドロ・デ・アタカマの街で人気があり、時期によっては非常に混雑するのではやめに足を運ぶようにしてくださいね。間欠泉は火山地域にあることが多いです。
タティオ間欠泉は、世界でも3番目に大きいと言われている珍しい間欠泉です。不定期に噴火しているので、間欠泉の変化次第でいつか突然噴火がなくなる可能性もあります。間欠泉はどのような場所にもできることがあり、驚くほどの大きさのものもあれば、小さいものもあります。危険を防ぐため、間欠泉周辺の地面が割れているところは歩かないようにしてくださいね。
間欠泉は小さい火山のようなもので、水の噴火がひび割れた部分で起きます。噴火で出てくるのは非常に熱いお湯で、空気が冷たければ冷たいほど、触れ合った時瞬時に水蒸気を生み出します。
次に、間欠泉の側にあるポソンルスティコという温泉に行ってみてください。その温泉は十分な広さがありますが、いくつもの旅行会社のツアー客が一度に集まると非常に混雑することもあります。もしその温泉に入る場合は、水着とタオルを忘れずにお持ちくださいね。
乾燥していても美しい砂漠

アタカマを探検している間は非常に乾燥しているので、特に高度が上がるにつれて水分をたくさん摂ってください。
高度が上がるにつれてどんどん景色が変わっていくので、その様子も楽しみながら、ここでしか味わえない体験をたくさんしてください。
もし時間があるようであれば、アタカマの北、ボリビアにあるウユニ塩湖へ行く手段もあるので、一度の旅行中に行くこともおすすめします。