マドリードには訪れるべき場所がたくさんあります。
歴史に満ちて飽きることのない活気あふれる街です。
他の街を観光するように、名所を見逃さないよう計画をしっかり立てて行きましょう。
では、マドリードでの「やりたいこと」ベスト7をどうぞ。
1.プエルタデルソル
プエルタデルソル(サンドア)は、マヨール広場から350 mのところにあります。
そこはグランビア通りの近くのマドリードの社交の中心地で、観光客のみんなが訪れる場所です。
マドリードを訪れてプエルタデルソルに足を踏み入れない人がいるでしょうか?
スペイン道路の起終点である、この大きな広場を歩かずに、首都マドリードを去るなんて考えらません。
ここは15世紀にマドリードを囲む壁の門の1つでした。
そして、朝日の方向に向いていたことからプエルタデルソル(サンドア)と呼ばれるようになりました。
プエルタデルソル広場には、1766年にフランス人の建築家が建てたカサデコレオス(メールハウス)があり、今日ではマドリードで最もカリスマ的な建物になっています。
マドリードのこの地域の都市改良事業が始まったのは、カサデコレオスが内務省の本部になった1857年以降です。
プエルタデルソルで最も人気がある像はクマ(オス)とイチゴの木の像です。
しかし、本当はメスのクマと別の木と言う説もあります。
でも、なぜクマ?これはまだ謎です。
クマはこぐま座に向かってうなずくと言う人もいます。
マドリードの旗には7つの星が描かれているので森にいたクマと単純に結びつけている人もいます。

地元の人々や観光客にとって最高の待ち合わせ場所であるプエルタデルソル
道路の起終点など首都で最も重要な場所や建物がいくつかある
マヨール広場
マヨール広場は、マドリードの旧市街、ハプスブルク家時代の歴史があるポルチコ街区です。
社会的、文化的な出会いの場となる街の観光スポットです。
ここはマドリードの中心地で、歴史が息づく魅力あふれる雰囲気があります。
マヨール広場はマドリードで最も重要な場所です。
長さ120メートル、幅94メートルの巨大な広場で、10個の入り口からアクセスできます。
入り口は大きなアーチ状になっていてプエルタデルソルと王宮の近くにあります。
この広場にもっとも関係が深い建物は「パンの家」です。
市場の商店街の名前はアーケードの1階にあったパン屋に由来しています。
広場の反対には「肉の家」があります。
そこは市場の肉の貯蔵庫的な場所でした。
広場の真ん中には、1598年から1621年にかけてスペイン君主制の王であったフェリペ3世の騎馬像があります。
彼はとても信心深かったのでカトリックの敬虔な信者として知られています。
彼の在位中、スペインはアフリカを占領し、パックス・ヒスパニカによる軍事的平定によって領土を拡大しました。

フアン・デ・エレーラとフアン・ゴメス・デ・モラによって、バロック様式で設計されたマドリードで欠かせない観光名所
3.デボー聖堂
マドリードの真ん中にエジプトの寺院があるのですか? 本当に?
築2,200年のデボー寺院はアスワンダムとナシュアル湖が出来ることで存続の危機となったヌビアの寺院を保護し救ったスペインの支援に対する謝礼としてエジプト政府から寄贈されました(1968年)。
日没に素晴らしい瞬間を見ることが出来ます。
エジプト人にとって神殿は「神の家」であり、神が宿る場所でもあります。
願いを叶えてもらい、神を守るために作られた敬虔な空間です。
美しい噴水と庭園に囲まれた記念碑はマドリードで最も古く、街の中心部で美しい夕日を楽しむには最も良い場所です。

この寺院はマドリードの秘法。スペイン広場の西、オエステ公園の隣にある
4.サンミゲルマーケットで食べる
街の中心部に位置し、マドリードを一番象徴する市場です。
マドリードを訪れるならサンミゲル市場の観光を見逃すことはできません。
サンミゲルは国内で最もにぎわう美食市場で、毎年1,000万人以上の観光客が訪れます。
1916年にマヨール広場の隣に開設されたこのセンターは美食市場時代からの鉄骨を残し、世界で最も重要な「タパス」居留地になっています。
30以上の屋台があり、イベリアハム、ガリシアシーフード、メキシコ料理、日本食、地中海料理などが味わえます。

マヨール広場の隣のサンミゲル広場にある歴史的なサンミゲル市場は、20世紀初頭の鉄骨を残した快適な美食空間
5.グランビア通り通りを歩く
マドリードのグランビア通りはヨーロッパの主要な商業通りです。
1,300メートルにわたって飲食店、カフェ、レストランなど有名な場所があります。
そこは映画のシーンに多く使われ、また、デモの中心地でもあり、戦時中には爆撃の的となった場所で、最も長く、広く、古い通りです。
通りを歩く人の数が多いため、まるで蟻塚のように見えます。
道路は車であふれ、その長さは1360メートルにもなります。
しかし、グランビア通りは何回も訪れたくなる魅力にあふれています。
それはカヤオからスペイン広場に行く途中に娯楽がいくつもあるからです。
映画館と劇場が歩道に沿って続いているので、この通りはマドリードをブロードウェイに変えます。
事実、グランビア通りはマドリードの街の遊歩道で、映画のシーンが20世紀半ばを思い出させます。

1910年から1929年の間に設立されたグランビア通りはマドリードで最も有名な大通り
サラマンカ地区とアルゲレス地区を結び、
ショップ、レストランなど、首都で最も象徴的な建物が集まっている
6.パルケデルレティーロでのピクニック
街の中心にある都会のオアシス、レティーロ公園に行かなければマドリードを観光したことになりません。
マドリードで最も大切な美術館が集まっているパセオデルプラドの裏、アルカラのドアの隣にあるレティーロは、118ヘクタールの大都市公園であるだけでなく、長い歴史を持つ芸術的な庭園が多くあります。
その歴史は17世紀のフェリペ4世の時代に王族の庭園として使用されていたブエンレティーロ庭園の草創期にまでさかのぼります。
独立戦争時代ブエンレティーロ公園はフランス軍の要塞と兵舎に使われ、そのために破壊され壊滅的な状態になりました。
レティーロ公園は1868年に王立の公園から市立遺産公園になりました。
それ以来、この公園は多くのマドリレニア人に愛されるようになりました。
たくさんの遺跡を歩いたり楽しんだりするほか、池でボートに乗ったり、自転車を乗ったり、ガイド付きツアーに参加することもできます。
公園には、スポーツエリア、お酒を飲んだり、食べたりできるキオスク、市立図書館、体験学習や展示会が開催されるいくつかの施設(カサ デ バカス、ベラスケス宮殿、パラシオ・デ・クリスタルなど)があります。
公園で最も興味深い遺跡は堕天使の泉で、その像はルシファーに捧げられました!
この像は海抜666メートル(マドリードは655メートル)の高さで、伝説によると悪魔のような口の中には天使がいて、この公園で儀式を行った様子を表現したようです。

125ヘクタールと15,000本以上の木があるエルレティーロ公園は
マドリードの中心部にある緑豊かな天国
7.プラド美術館
プラド美術館には、世界中で最も完璧な形でスペイン絵画が収集されています。
芸術愛好家の必需品。プラドには2世紀近くの歴史があるだけでなくルーブル美術館、ニューヨーク近代美術館、ナショナルギャラリー、またはメトロポリタン美術館とも肩を並べます。
ここにはディエゴ・ベラスケスのラス・メニーナスやフランシスコ・デ・ゴヤのサンホセ・デ・カラサンツの最後の聖体拝領などが収蔵されています。