パヴィーアは、北イタリアのロンバルディア地方、ミラノの近くに位置する、古代から続く美しい街です。この街はティチーノ州でローマ人によって開拓され、この地域で最も大きい中世都市の1つだったため、ロンバルディア王国の首都となりました。
現在は、よくある大きさの街となりましたが、複数の神器や美しい中世建築と、大学に通う若者が共存する街として残っています。
パヴィーア大聖堂

ヴィスコンティ城は中世に建てられたお城で、素晴らしい博物館が入っています。また、このお城は特別で、戦争中にお城の南側が破壊されたのですが、手を入れられていないため、現在残っているのは全て建てられた時そのままの状態なのです。破壊されたとはいえ、お城自体は今も美しさと大きさを兼ね備えており、春にはピクニックに最適な庭園もあります。
このお城までは、街の電車の駅から15分ほど歩いた場所にあります。道中、電車の車窓からは並木道を楽しむことができ、降車すると街の歴史センターへ向かってまっすぐ歩いてください。

中世時代

イタリア国内の多くの街と同じように、パヴィーアは、多くの路地や古くからの建物があり、街全体が博物館のようになっています。
そしてこの大聖堂の広場では土曜日の大人気のフェアが開催されており、おいしいイタリアの食べ物が食べれたり、いくつもの賞を獲得したジェラート屋が出ていたりします。中でも、ヴェロラテという、イタリアで最もおいしいアイスクリームに選ばれたお店がおすすめです。
パヴィーア大聖堂は、未完成の、古代からある美しい教会です。1989年に教会部分が倒れたため、現在は跡地だけが残っています。
街の大聖堂には、サン・シーロ(ミラノのサッカースタジアムの名前となった人名)など多数のクリスチャンの遺物や十字架が収容されています。
また、中世時代に北イタリアで初めて建てられた教会もパヴィーアにあります。その教会は、最もキリスト教への信仰が深い1人とされているアウグスティヌスの教会で、中世におけるキリスト教信仰の代表者としても知られています。

ムーア人から買い取られた遺物
ティチーノ川に向かって路地を歩いていると、数えきれないほどの中世ヨーロッパの建物や現代になって取り付けられた窓があり、壮大な景色が見られます。そしてそれを越えると、ティチーノ川にかかる屋根の付いた可愛らしい橋を写真に収めることができます。

チェルトーザ・ディ・パヴィーア

電車移動をしている人は、タクシーかレンタカーでしかこの北イタリアで最も有名な修道院に行くことはできません。チェルトーザ・ディ・パヴィーアは、洗練された静かな場所で、考え事をしながら歩く時や自分と向き合いたい時に最適の場所です。
北イタリアで気軽に行けて素晴らしい、ノスタルジックな街パヴィーア
その静けさは、観光客でなくなってしまうことが多いため、もし修道院がすいてる時にこの場所を訪れたい場合は、平日に行くことをおすすめします。行く時期や時間を選ぶと、とても素敵な場所として楽しめます。

歩き回るだけで素敵な旅になる
北イタリアを周遊する場合でも、ミラノで何日間も過ごす場合でも、パヴィーアは大きくてもリラックスのできる素敵な場所なので、立ち寄ってほしい街です。また、中世からの歴史が深い街ですか、街の人口の20%を占めるほど多くの学生が住む街でもあります。若者が多いため、夜は普段の静けさとは対照に、街は盛り上がりを見せます。
これまでお話した旅先は、1日あれば十分周りきれる場所なので、車でこの地域を旅行中の人も、少しで良いのでこの歴史と信仰の深い街を訪れてみてください。