ポルトガルで最も重要な街の一つ、ポルト。この街は、ワインの産地として知られ、世界的に有名な真珠の宝庫として有名なドゥエロ川もあり、また、美しい場所やおいしい料理もたくさんあるため、訪れることをおすすめする街です。
街に着くと
まず必ず寄ってほしい場所が、サンベント駅です。リスボンやスペインから電車で来ている場合は、必ずこの駅に到着するため、着いた時点でこの街は歴史や芸術に深い、他の場所とは違うということに気づくことでしょう。
かつて修道院として使われていたこの駅は、現在は歩道とは別に、世界でもユニークなものとして知られるポルトガルタイルで飾られている場所があります。その装飾は2万枚もの手作りのタイルから成っており、ポルトガルの歴史や、大戦からポルトガルの伝統までをも知ることができます。
この駅を後にする際には、その前に、駅から500m程の場所にあるクレリゴス教会へ立ち寄ってください。街の美しい景色が見えます。「18世紀の塔」にある225段の階段を登らなければなりませんが、そこから素敵な景色を見ることで、その後の旅でどれだけ素晴らしい体験ができるか期待が膨らむことでしょう。

街の周遊

ポルトは大きく魅力的な街ですが、その中でも特に見落としてはならないものがあります。まずその一つがポルトの街自体です。ポルトの街には狭い路地や古い通りが迷ってしまうほどたくさんあり、そこを歩いて回ることで街のことをより良く知ることができます。
もし美しい景色をお探しであれば、ルイス1世橋で夕陽を見ることもできます。ここから見える夕陽はポルトガルで最も美しいと言っても過言ではありません。また、橋の上からは、絶妙な位置関係にあるポルトの街、ドゥエロ川が一望できます。
橋を渡ると、橋を隔てて反対側にあるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアという街にあるワイナリーを訪れることができます。ここまでがこの地域で最も主流な周遊方法になりますが、世界一有名なワインだけでなく、ローカルフードにも定評があります。
美食の街ポルト

というポルトガル料理
ポルトの街では、素材の味そのものを楽しむ料理法が主流です。ポルトガルは魚やシーフードが有名で、特にタラを使うことが多いのですが、ポルトではそれだけでなく、フランセジーニャというポルトならではのユニークな料理も味わうことができるのです。
作り方は非常にシンプルで、肉、ソーセージやハムを詰めたフラットブレッドを使用します。それに室温ほどのチーズをフラットブレッドが見えなくなるぐらいたっぷりとかけ、その上から熱々のスパイシーソースをかけます。また、追加で卵を注文することもできます。料理が届くと、自分で熱々のソースをかけ、チーズが溶けていく様子が見られ、その様子には食欲がそそられます。そしてさらにフランセジーニャにはフライドポテトまでついてくるのです!
それから、ポルトは牛の胃と豆を使った料理も有名です。こちらもすごくおいしいのですが、全員が満場一致でおいしいと感じる料理ではありません。また、冬になると、ポルトガル語圏の多くの国で、カルドヴェルデというジャガイモやキャベツを使った緑のスープを頼むこともできます。たくさん食べた後は、デザートもお忘れなく。パポデアンジョという、卵黄と砂糖を使った、ワインの消化を助けてくれるものがありますよ。
ポルトの夜

ポルトの夜は元気で賑やかです。大きな大学があるため、夜は街が若者で溢れ、特に夏場はバーも混雑します。そこでのパーティは国中で有名なもので、朝日が昇るまで続きます。
観光にも生活にも最適の街ポルト

ポルトでは老若男女が生活しています。ポルトガルの中では低コストで生活ができ、また、文化、おいしい食事や飲み物、素敵な景色に触れることもできます。この街は心優しい人が集まった温かい場所で、多くの人が英語を話すことができ、困っている旅行者を見かけると必ず助けてくれます。ポルトは人生で一度は必ず足を運んでほしい素晴らしい街で、旅だけでなく生活するにも最適な場所です。