鏡の砂漠、ウユニ

uyuni-salt-desert-oznkjcthxi2mgmam7depsdtxqm9kty3vq5asitfnwo

ウユニ塩湖は世界で最も大きな塩砂漠です。ボリビアで人気の観光地で、その景色は壮大で息を飲むほど美しいものです。

たくさん歩いて探検したいという人向けで、標高3600mの位置に1万2千㎢もの敷地に渡って塩砂漠があり、さまざまな角度から見ることで想像以上の景色が期待できますよ。

塩の水辺に写る美しい空

この砂漠は、湖の水が何千年という時間をかけて蒸発したことにより現れ、夏には白い砂漠と美しい空が鏡のような砂漠をつくり出します。

塩砂漠への行き方
この地域でよく見かけるラマやサボテン

ボリビアの首都であるラパスへ行く場合は、環境に慣れるために数日間その周辺で過ごしてください。ボリビア高原全体、特にウユニ塩湖のある地域は標高が高いため、環境に慣れる必要があり、3日間程度は滞在することをおすすめします。楽しみながらこの国のことをよく知り、チチカカ湖やアンデスなども訪れてみてくださいね。

アタカマ砂漠を通ってウユニへ行く道中で見られる美しい景色

もう1つ人気のある場所は、チリにあるサン・ペドロ・デ・アタカマで、ここもまた塩砂漠です。ここに行く途中には、火山、雪山、フラミンゴのいる池や電車が保管される場所などさまざまな魅力のある場所を見ることができるので、そういった観点からもおすすめです。この周辺を周ることで、気候に慣れることもできますよ。1日がかりの旅にはなりますが、美しい景色や魅力あるもので、その多くの時間を使うことでしょう。

個人でこの全ての場所を訪れることは可能ですが、あまりおすすめはできません。砂漠という非常に不安定な環境下にあるので、注意喚起をしてくれて砂漠のつくりも分かっており、1番良いアングルの場所にまで連れて行ってくれる、ツアー旅行に参加することをおすすめします。

ウユニ塩湖を訪れるのに最適な時期
真っ白な砂漠が現れる乾季

この塩湖に行くのは、時期によっては非常に大変です。前もってしっかりと考えてくださいことで、現地でどのような行動を取れば良いかが分かります。

それぞれ時期ごとの環境はかなり違いますが、中でも大きく2つのシーズンについては知っておいてください。1つが4月から10月頃の乾季、もう1つが11月から3月頃の雨季です。

イスラ島のサボテン

乾季には塩砂漠全体を歩いてまわることができます。ここには、高さ10mにも及ぶサボテンが生えている、砂漠の真ん中にある乾燥地イスラ島も含まれています。

この時期、終わりなく続く一面の真っ白な塩は、幾何学模様のような形を描きます。しかし1点だけ気温には注意する必要があり、6月や7月にはマイナスになることもあるんですよ。

ウユニ塩湖

一方、もし雨季に行くようであれば、乾季とは全く違う景色が見られ砂漠が水でいっぱいになるため、鏡のように湖に空が映る、最も有名な写真が撮れる時期となります。

夜には星が湖に映る景色を目にすることもできます。しかしこの時期には砂漠に水が溢れているので、行くことのできない場所もあります。

電車の保管庫
ウユニの電車の保管庫

電車の保管庫と呼ばれる地元の魅力的な場所には、炎天下により古く錆びた機関車がたくさん置かれています。ここはこの地域での観光地の1つで、そこを訪れた人の中には素晴らしいと感銘を受ける人もいます。

雪の降る冬の砂漠にある機関車と青空のコントラストは、足を運んで見る価値があるほど素晴らしいものです。

重要なポイント
多少の問題があったとしても、逃してはならないユニークな旅

ご紹介した旅は、数多くの美しい景色が見られきっと感銘を受けます。しかし、いくつか大変に感じる部分やしっかりと考えなければならない部分があるので、旅行者誰にでも向いている場所とは言い切れません。大都市から非常に離れた場所への旅行になるということを心に留めておいてくださいね。

この辺りには簡易的な宿泊施設しかないため、いつも快適でいつも綺麗という訳にもいきません。料理も最低限のもの、宿泊する部屋も見知らぬ人と共同で使用することも多く、温かいお風呂があることは珍しいです。

これらの問題はネガティブに考えられがちですが、それ以上にウユニ塩湖の景色は美しく息を飲むほどで、一生忘れられない記憶となることでしょう。世界で一番美しく驚きの多い場所を知りたいですか?ここがそれに最適の場所ですよ!

Interesting Articles

サンクトペテルブルク ~ヨーロッパのロシア~

サンクトペテルブルクは、1703年に皇帝ペーター1世によって設立されたヨーロッパで最も美しい都市の一つです。モスクワに次ぐロシアで2番目に大きな大都市であり、500万人以上の住民がいます。訪れるのに最

ブルゴーニュワインを訪ねて ボーヌ

ボーヌは世界最高のワイナリーのいくつかにほど近く、お昼にワインを飲みすぎないように午前中に訪れるのがよいかもしれません。市内の主な観光場所はホテル デューです。百年戦争が終わった直後、ブルゴーニュの公

トレントでの楽しみ方: 1日しか時間のない方へ

トレントで何を見ようか、どこへ行こうか悩んでいる人はいませんか?心配しないでくださいね。歴史深いトレントのあるトレンティーノ・アルト・アディジェ州はそんなに大きな地域ではないので、1日で楽しむことも十

ブラジル植民地時代の黒い黄金: オウロ・プレット

ブラジルはビーチとパーティーがたくさんあることで世界的に有名ですが、街中の建物や景色なども同じぐらい美しいものです。 オウロ・プレットは18世紀ブラジル植民地時代につくられた重要な街で、ユネスコ世界遺

ドブロブニク:あなたのための最高の旅のヒント

ドブロブニクは、ゲームス・オブ・スローンズのサーガの影響で王都としても知られており、クロアチアで最も観光客が多い都市の一つです。クロアチア南部のアドリア海の真珠は、海辺の特権的な場所を持っており、それ

ボルダー:アメリカで最も美しい郊外の町

ボルダーはデンバー郊外の町です。この街の特徴は特定の観光スポット(教会、美術館…)ではありません。しかし、素晴らしい街の美しさとライフスタイルを感じるために、ここを訪れる事をおすすめします。ボルダーは

映画と文学を巡る旅~パリ~

パリをめぐる文学と芸術の旅。パリほど映画や文学に不朽の名を残す都市は世界でも少ない。アメリ』から『ムーラン・ルージュ』まで、『移動祝祭日』やウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』を経て、フランス

サン・フランシスコですべき7つのこと

サンフランシスコを訪れた人は、騒々しく混沌としたアメリカの大都市から離れた、湾に囲まれたロケーションとヨーロッパ風のスタイルに一目惚れしてしまうことでしょう。また、温暖な気候と美食の豊富さから、アメリ

ツーソンのおすすめ観光スポット紹介

ツーソンはアリゾナ州南部にあり、メキシコ国境からそれほど遠くない場所にあります。 一日で中心部を見て回る事ができる小さな街です。 夜にのんびり過ごしたり、トレッキングをしたりするのに理想的な街です。

グラナダ、タパスの街とアルハンブラ

タパスを食べに行くのはアンダルシア地方の典型的な習慣ですが、グラナダの人々にとっては、タパスは避けて通れない日常的な習慣であり、欠かせないライフスタイルです。この美味しい伝統を味わいながら、この街を知

Newest Articles

エストニア-タリンからの最高の日帰り旅行

タリンは美しく、エストニアで最も多くの旅行者が訪問する場所の1つです。中世の旧市街、流行に敏感なバー、何世紀も前の建築物が訪れるのに理想的な場所です。しかし、他にもタリンから車ですぐのところにあり、簡

バリ島で人気のアクティビティとアトラクション

インドネシアの17,000以上の島々の中で、バリは最も有名な島の1つです。ジャワ島の東に位置するこの島には、1世紀以上にわたってオランダ人が住んでいた歴史があります。今日、バリ島はアジアでトップの観光

エストニアのリゾート地、パルヌ

パルヌはエストニアのリゾート地で、夏場に人が最も多く訪れます。エストニア南西部のパルヌ川沿いにある街です。素敵な砂浜、浅瀬、スパ、バーやカクテルバーなど充実した休暇が楽しめる場所として人気です。また、

トラカイ1日観光

トラカイはリトアニアの小さな湖の街で、首都ヴィリニュスから西に28kmほど離れた場所にあります。この街は、東ヨーロッパで唯一水に浮かぶ城があることで有名です。もしヴィリニュスにいる場合は、トラカイ1日

Relative Articles

バンクーバー: 3日間での楽しみ方

バンクーバーに初めて訪れた時の最高の過ごし方をご存知ですか?もしも3日間しか日数がなかったとしても、これからご紹介することであればきっと全てできると思いますよ! この旅程には、バンクーバーだけでなく、ギャスタウン、グランヴィルアイランドマーケットやスタンレーパークの見どころも詰まっています。 グランヴィルアイランドマーケット カナダならではの商品が並ぶグランヴィルアイランドパブリックマーケットでは

地中海の綺麗な街、サントロペの紹介

ニースとモナコの隣にあるサントロペは、世界で最も有名なビーチタウンの1つかもしれません。 保存状態の良い歴史地区は、海と隣接する緑豊かな丘に挟まれています。 シタデル デ サントロペは、フランス人が「ヴォーバン以前」と分類している歴史的な要塞です。有名な軍事建築家ヴォーバンの時代より前に建てられました。 今日、それは海事歴史博物館の本拠地です。 18世紀、サントロペはフランスの3番目の地中海の港で

映画と文学を巡る旅~パリ~

パリをめぐる文学と芸術の旅。パリほど映画や文学に不朽の名を残す都市は世界でも少ない。アメリ』から『ムーラン・ルージュ』まで、『移動祝祭日』やウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』を経て、フランスの首都は、愛、生活、文化、美食、その他多くのことを描く上で、最も美しい都市の一つです。 An Emotional Trip Over Paris 私たちをパリの街をもっと魅力的にしてくれる象徴的な本や

トラベルガイド:バレンシアでの2日間

バレンシアはスペインで、マドリッドとバルセロナに次いで3番目に人口の多い都市です。それは歴史を通じて、ローマ人、イスラム教徒、キリスト教徒を通り抜けてきた都市だからです。だから、それぞれの一人一人が彼らの建築、言語、宗教、習慣の一部を残していったと想像されます。 以前はトゥリア川を渡っていました。しかし、1957年に大洪水が起こり、川が氾濫して大洪水になりました。このため、水路を迂回させて洪水の再

クロアチア周遊、必ず訪れるべき街スプリト

スプリトの街は、まさに野外博物館。クロアチアの中で二番目に大きなこの街は、ダルマティア地方に行く場合は絶対にはずしてはならない重要で、素晴らしい時間を過ごすことができる場所です。さらに、この街から出ている船に乗ると、クロアチアの有名な島や、まるで天国にいるような感覚が体験できる素敵なビーチへもたどり着けます。 ディオクレティアヌス宮殿 ディオクレティアヌス宮殿は、スプリトの中にある小さな街です。と

魅力的な街の集合体、ピレネー山脈ツアー

フランス語でミディ=ピレネーは、フランスの大都市で最大の地域です。この地域はピレネー山脈の中腹に位置しており、それが名前の由来となっている。8つの県がこの地域を構成しており、その規模はデンマークと同等で、スイスやベルギーよりも大きい。アリエージュ、アベロン、オート・ガロンヌ(オート・ガロンヌ)、ゲルス、ロット、オート・ピレネー、タルン、タルン・エ・ガロンヌといった地区でできています。 景観の多様性

リガ滞在2日間の過ごし方

リガはラトビアの首都で、約700万人が暮らす、バルト海に接する街の1つです。ここは様々な芸術や文化が入り混じった魅力的な大都市で、木造の建物、中世からあるオールドタウン、旧ソ連の記念碑やアール・ヌーヴォーの建造物など多くの歴史あるものが見られる街でもあります。リガのヴェツリガ(Vecrīga)の名で知られるオールドタウンは、ユネスコ世界遺産に登録されている、観光者にはおすすめの場所です。また、リガ

カリーニングラード: ヨーロッパ、ロシアへの旅

無愛想で暗く、孤立し忘れられがちな街、カリーニングラード。旅をするにあたり人は、足を運ぶ場所とそうでない場所を決定しています。それは偏見の詰まったインターネットでの口コミや写真が理由となることが多く、ほぼ無意識でその取捨選択を行っています。これはどこを訪れようと起こり得ることで、ヨーロッパを行き先にするとより頻繁に起こる傾向にあります。 しかし、少しだけ考え方を変えてみてください。ヨーロッパを時間

グラナダ、タパスの街とアルハンブラ

タパスを食べに行くのはアンダルシア地方の典型的な習慣ですが、グラナダの人々にとっては、タパスは避けて通れない日常的な習慣であり、欠かせないライフスタイルです。この美味しい伝統を味わいながら、この街を知るのも良いのではないでしょうか。 グラナダのバーは、飲み物も美味しく、オリジナリティある豊富なタパを提供するために力を注いでいます。ですので、美味しい食事と一緒にワインやベルモット、ビールを注文するの