ブラジルはビーチとパーティーがたくさんあることで世界的に有名ですが、街中の建物や景色なども同じぐらい美しいものです。
オウロ・プレットは18世紀ブラジル植民地時代につくられた重要な街で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。ブラジルの深い歴史や、当時の状況などをよく知ることができる場所です。
19世紀終わり頃には、街は重大性を失いましたが、その壮大な建造物やストリートなどは保持されており、ストリートは歩くだけで素敵な世界へと導いてくれます。
オウロ・プレットの歴史
この街は、ミナスジェライス州の中にあり、ベロ・オリゾンテの街を抜けるルートが非常に便利です。レンタカーやバスなどを使って南へ進んでくださいね。
建造物や歴史が世界的に有名ですが、他にもエコツーリズムも栄えています。街の周辺にある小道や滝などは、環境保護団体に保全されている素敵な場所なのです。
オウロ・プレットの街があるミナスジェライス州の料理は、ブラジルの中で最もおいしいということで知られています。特にフェジョアーダ、ポン・デ・ケイジョやフェイジョン・トロペイロをレストランで見つけてぜひ食べてみてください。ドゥルセ・デ・レチェとケイジョミナスは、ブラジルのおいしいデザートで、コーヒーと非常によく合います。また、カシャッサという、サトウキビからつくられた地元のお酒にも挑戦してみてくださいね。
黄金の街

turismo.ouropreto.mg.gov.br
オウロ・プレットは1711年につくられ、18世紀ブラジルでの黄金の取引場所として使用されており、ラテンアメリカで最も人の流れが激しい街でした。そのため、街は急速なら発展し、その豊かな経済面から美しい建物が多く立ち並びました。当時街はポルトガル語でビラ・リカ(Vila Rica)と呼ばれていました。

この街は野外博物館となっているため、ストリートを少し歩くとポルトガルコロニアル様式で白や赤のタイル張りの建物が見られます。また、街の歴史センターはユネスコ世界遺産への登録を目指しているので、できる限りの保存をしています。
さらに街にはいくつか大きな博物館がありますが、中でも特に宗教芸術の博物館はユニークで目を引く展示がたくさんされています。
教会とバロック様式の建造物

バロック様式の教会の中でも特に、当時一世を風靡した芸術家アレイジャディーニョによってつくられた、サンテンフランシスコ・ド・アシスへは、ぜひ一度行ってみてください。
この教会はブラジルコロニアル様式の建造物の代表例ともされており、国の歴史・文化遺産となっています。
ここを訪れると、細かい部分まで丁寧につくられたフレスコを見ることができ、また、イースターの週に行くと、教会で伝統ある宗教イベントも行われています。
飽きることのない歴史

オウロ・プレットは歴史が深い街で、田舎だと感じる面もあるかもしれませんが、ここが静かな田舎街というのは間違いです。この地域はお祭りやパーティーが名物で、外国人観光者もいるんですよ。
また、この街は現在学生の街となっているため、特にお祭りの季節になると1週間ずっとパーティーが開かれているので非常に混雑します。このお祭りは国中で人気があり、オウロ・プレットだけでなくディアマンティーナなど他の地域からの若者も集まり、カサッシャというお酒を楽しみます。
もしお祭りごとが好きで、他のお祭りとは違った楽しみ方をしたいという人はぜひ行ってみてください。きっとオウロ・プレットの楽しく自由なパーティーが経験できます。ぜひお祭りが開催されている季節を選んで行ってくださいね。
オウロ・プレットはエコツーリズム、歴史ツアー、おいしい料理やたくさんのパーティーなどたくさんの楽しみ方がある街です。街自体は小さく、ブラジルで生活を送る人以外にはまだあまり知られていませんが、他とは違った経験ができる最高の旅先になること間違いなしですよ。