インドネシアには17000を超える島々がありますが、中でもバリは最も有名な島です。ジャワ島の東に位置するこの島には、1世紀以上もの間オランダの植民地だったという歴史があります。現在ではアジア(Asia)圏で最も観光者の多い場所となっています。この南国の地で何をしようか迷っていたとしても大丈夫です。バリには楽しめることがたくさんありますよ。
これから紹介することを、ぜひこの素敵な島で過ごす際の参考にしてください。
ビーチでリラックスする
バリにはいくつものビーチがありますが、人気の場所は、ブキット・ペニンシュラ、 ジンバランやクタなど南側に多い傾向にあります。クタ、セミニャックやレギャンなどのビーチは観光者に特に人気があり、賑わっている様子を見ることができます。夜のパーティで友達をつくるには最高の場所ですよ。
もし人があまりいないビーチを探している場合でも、ビーチはたくさんあるので心配しないでください。例えば、ウルワツ寺院の近くにあるニャンニャンビーチには、ビーチの白い砂を見下ろせるほどの背の高い崖があり、他の場所とは区切られています。
少し違ったことがしたい場合には、ソカビーチへ行ってみてください。ソカビーチは島の西側にあり、黒い砂浜が印象的な場所です。周りに見えるグヌン・アグン山という火山や丘と合わせると、絵に描いたような景色を見ることができますよ。ビーチの珊瑚岩はさらに景色を美しく魅せてくれます。
水中アクテビティを楽しむ
スイミングとシュノーケリングは、バリでできる楽しいアクティビティです。しかし、もし水中アクティビティをもっとしたいという場合でも、バリにはたくさんのウォータースポーツがありますよ。有名なクタビーチでは、他のサーファーに混ざって、一緒に波を楽しむことができます。また、ウェイクボードやカイトサーフィンも、楽しくて人気のあるウォータースポーツですよ。
島の水の中に何があるか知りたいですか?もしそうであれば、スキューバダイビングに挑戦し、水中深くに行くとたくさんの水中生物に出会えます。 様々な種類の魚と一緒に泳げ、きれいな珊瑚礁も見られます。バリでは多くの観光者にこのアクティビティが人気です。バリにはたくさんの経験者や、資格を持ったプロのダイバーがいるので、経験がなくても大丈夫です。
また、ここでは淡水の中でのアクティビティも豊富です。緑の生い茂るジャングルを抜けると、素晴らしい滝にたどり着きます。その多くは天然のプールのようなエリアを持っています。中でも有名なのが、トゥグヌンガンの滝、ギギッ滝とバニュワナアメルサの滝です。
また、川ではラフティングを楽しむことも可能で、島の緑を見渡すことができます。よりスリルを求めるのであれば、急流ラフティングへの参加も可能ですよ。
寺院を訪れる
バリには20000以上もの寺院があることを知っていましたか?そのため、バリに訪れた際には最低でも1つは行きたいものです。周りから見てきれいなだけでなく、中ではバリの歴史や文化について知ることもできるのです。
中でも最も荘厳なのがランプヤン寺院です。ランプヤン山の頂上にあるこのリラックスできる寺院は「天国への扉」とも呼ばれています。寺院へは、1.5時間ほど小道を上がる必要がありますが、バリで一番古いヒンドゥー教の寺院を見ることもでき、歩く価値は十分にあります。
ティルタウンプルもまた、バリの中で崇拝されている寺院の1つです。その歴史の始まりは、西暦960年、ワルマデワ王朝の時代にまで遡ります。また、ティルタウンプルは「聖なる泉」という意味で、寺院の中にある水源のことを指しています。この泉から湧き出た水は、池、プールや清めのお風呂などに使用されています。
巡礼者は自分の体と心を清めるためにここを訪れます。そこへ行くと、天然温泉水が噴き出す口にお辞儀をしている巡礼者が見られます。また、この寺院には、像が並び南国の植物もある、緑豊かな庭園が併設されています。
ここや他の寺院を訪れる予定をしている人は、服装に気をつけてください。腰回りに飾り帯(sash)を巻き、下半身にはサロン(kamen)を巻くのが伝統的な寺院を訪れる服装です。
野生動物と触れ合う
1人でも、パートナーとでも、家族全員でも、この動物と触れられ、異国情緒漂う場所は見落としてはなりません。動物保護区であるバリではトップクラスで人気の場所です。
もしゾウとの触れ合いと滞在場所を同じ場所で経験したい場合は、メイソン・エレファント・パークロッジをチェックしてみてください。ここはラグジュアリーホテルとして賞を受賞しただけでなく、島で唯一のゾウ専用の公園を保持しています。ここに滞在すると、朝からゾウが水浴びをする姿が見られます。一緒に水に入ることもできますよ!さらに、タロの森の中のエレファントサファリで日が沈む様子も見られます。
また、ケブン・ビナタン・バリ(Kebun Binatang Bali)と呼ばれるバリ動物園(Bali Zoo)は、ジャンヤー・レジェンシー(Gianyar regency)のシンガパドゥ・ビレッジ(Singapadu village)に8ヘクタール(19.8エーカー)もの敷地を有しています。この動物園では、ライオン、ホワイトタイガー、コモドドラゴン、ヘビやクジャクなど様々な種類の動物を飼育しています。触れ合いエリアや餌やり体験などのイベントで、それらの動物の一部に会うこともできます。
朝に動物園を訪れる計画を立てていますか?朝に来ると、オランウータンと一緒に朝ごはんが食べられるプランがあるのでおすすめです。また、毎日行われる、飼育員の動物についての話にもぜひ耳を傾けてください。いろいろな動物について知るチャンスですよ。
市場で食事や買い物を楽しむ
賑わう市場を訪れなければ、バリへ旅行に行ったとは言い切れません。事実、市場での買い物や食事はバリで最も人気な活動の1つです。
もしウブドに滞在するようであれば、ぜひウブド・アートマーケットをチェックしてください。王宮とは反対の場所にあり、地元や伝統的なハンドメイド商品であふれています。ウブドの鞄から手作りのマスクやキッチュアートまで、買って損する土産品はありません。
リゾートエリアであるヌサドゥアは旅程に入っていますか?もしそうであれば、ぜひジャラン・パンタイ・メンジャット・ビレッジマーケットをチェックしてください。ヌサドゥアにある他の高級店とは違い、手頃な価格の衣類、スパ製品、芸術作品や土産品などが手に入ります。
バリの市場は、地元の料理を試してみる良い場所です。特にナイトマーケットは、バリで最も楽しめる場所の1つです。サヌール・ナイトマーケットは、安くておいしい料理が楽しめるので、土産品の買い物の前後に行くのがおすすめです。サテ・アヤムというグリル料理をビンタンビールというピルスナーで流し込むのが、旅の疲れも癒せる最高の楽しみ方です!
デンパサールの街にある、パサール・クレネン・ナイトマーケットもまた、買い物や食事を楽しめる場所です。屋台を見て周り、バリやインドネシア料理を楽しんでください。バクソという肉団子スープやバビ・グリンというジューシーな豚の丸焼きがおすすめですよ。