ボストンの街の良いところは、どの世代も楽しめる魅力があるということです。そのため、もし家族の休暇でビーンタウンに訪れようとしていても、子どもが楽しめるかどうかという不安は抱く必要はありません。公園やプレイグラウンドで遊んだり、博物館や市場を楽しんだりと、子どもと気軽に足を運べる場所がボストンにはたくさんありますよ。
ボストンの中でも最も家族連れに人気の行き先を見てみましょう。
ボストン・チルドレンズミュージアム

海岸通り沿いを3階分上がると、教育的にも楽しめるボストン・チルドレンズミュージアムがあります。ここにはアートラボもあり、子どもたちの創造力を伸ばすことができます。建築ゾーンでは、子どもたちが自分の手で街をつくる体験もできます。建築や文化について学ぶことも可能で、中には日本の家、京都(Kyoto)の絹商人の家の再建について踏み込むこともできますよ。

ニューバランス・ファンデーションクライムは、もう1つの人気ある博物館です。体、頭や問題解決能力を使って、大人も子どもも楽しめる、3階分に渡る垂直の迷路があります。また、遠い昔を知りたいという人は、Explore-a-Saurusの展示場で恐竜について学ぶことができます。3Dの恐竜の骨のパズルなど、ステムスキルを使う活動がたくさんあり、十分楽しめますよ。
フランクリンパーク


ドーチェスター、ロックスベリーやジャマイカプレインの近隣にあるフランクリンパークは、近くに住んでいても遠くに住んでいても、家族で楽しむことができる場所です。213ヘクタール(527エーカー)にも及ぶ敷地は、ボストンの中で最も大きな公園です。この公園の中には、フランクリンパーク動物園もあり、何百もの動物が住んでいます。アフリカライオン、黒い尾を持つ狐ザルや赤カンガルーなどの珍しい動物もいますよ。
また、フランクリンパークは家族で楽しめるイベント開催も行っています。例えばボストンライトという、花、竜、蝶など様々な形をしたランタンがいくつも飾られるイベントがあります。そして年1回開催されるフランクリンパーク・ウィンターフェスティバルは特に人気があります。雪だるまを作ったり、子どもとソリで遊んだり、冬の観察ができたりします。また、クラブハウスという暖かい場所で、ゲーム、クラフトやホットココアなどを楽しむこともできます。
ニューイングランド水族館

ニューイングランド水族館(New England Aquarium)は、ボストンの中でも子どもと楽しめる場所として人気があります。何千もの水生動物が置かれ、中には東海岸最大のサメやエイに触れられる水槽などもあります。また、インド太平洋の珊瑚礁の展示エリアへ行くと、ハナクマノミやミヤコテングハギなどが水槽の珊瑚の中を泳いでいる様子が見られます。大きな海の水槽は中でも必ず見てほしい水槽です。高さは4階部分にまで及び、アカエイ、ウミガメ、ウナギやカリブ海の珊瑚礁に住む水生動物などたくさん見ることができます。

サイモンズシアターでは自然や動物の映像を6つの投影スクリーンでみることができます。デジタルサラウンドシステムがあることで、より水族館での経験を豊かにしてくれます。もっと動物と関わりたい場合には、この水族館にあるアニマル・エンカウンタープログラムもチェックしてみてくださいね。ゼニガタアザラシやアオウミガメへの餌やり体験ができます。
クインシー・マーケット

お腹がすいてきたら、クインシー・マーケットに行くと好みのご飯が見つけられます。マーケットまでは、チルドレンズミュージアムからもニューイングランド水族館からも、歩いて5分ほどで着きます。ピザ、クラムチャウダー、ロブスター・ロールやアイスクリームなど、もしも好き嫌いが多くても十分に楽しめる種類のお店が置かれています。また、このマーケット内には、新鮮な果物、ハンドメイドのお土産品などが購入できる場所もあるんですよ。

クインシー・マーケットは、18世紀ボストンの政治、社会や市民の中心部となっていた歴史的建造物、ファニエル・ホールの一部にあります。また、北から南まである市場に沿った、ファニエル・ホール・マーケットプレイスの一部でもあります。近年このマーケットプレイスには、毎年2千万人を超える人が訪れています。食べて買い物をするだけでなく、歌手、アクロバット選手など多くのパフォーマーが訪れた人を楽しませてくれる場所ですよ。
ボストン・パブリックガーデン

夏の晴れた日に、スワンボートに乗るのは楽しそうだと思いませんか?春には数千ものチューリップが顔を出すと聞いたらいかがですか?秋にはたくさんの葉が色を変え、紅葉がきれいだと知ったら?冬には凍った湖の上を歩けるとしたら?ここボストン・パブリックガーデンは、どの季節に訪れても家族全員が楽しめる、街の名所の1つなんですよ。

この公園では、子どもと一緒に楽しめることがかなりの数あります。スワンボートは、乗るだけでなく、そこから本物の白鳥やアヒルが池を泳いでいる姿を見ることができます。また、アヒルの親子の銅像をはじめ、公園の中の数多くの像を見て楽しむことも可能です。そして、もし5月に訪れる場合には、Ducklings Day Parade(アヒルの子の日のパレード)が開催されています。その時期には、ロバート・マックロスキーの本、「Make Way for Ducklings(アヒルの子に道を譲って)」からとって、小さい子どもたちの多くがアヒルの子の衣装を身に纏っており非常に可愛らしい姿が見られます。