フランス、カルカソンヌでの楽しみ方

Carcassonne-France-p1cmtq5lvgjamde9pd9k43bc8nb7bjyawpolrm6myw

歴史マニアにとって、カルカソンヌの楽しみ方がたくさんあります。丘の上に腰掛けるこの中世から続く街は、フランス南部のラングドックにあり、古くから残るもので溢れています。中でも中世時代から残る歴史的要塞都市カルカソンヌは、ユネスコ世界遺産に登録されています。

そして、このラングドック・ルシヨン地域はワインの生産地なので、ワイン好きの人もぜひカルカソンヌを訪れてください。ブドウ園を巡ったり、ワイナリーでワインテイスティングをしたりとさまざまな楽しみ方がありますよ。

フランス(France)カルカソンヌで人気のある行き先やアクティビティはこれだけではなく他にもたくさんあります。それでは詳しくみていきましょう。

歴史的要塞都市カルカソンヌ散策

Château Comtal de Carcassonne
カルカソンヌ・シャトー・コムタル(Château Comtal de Carcassonne) | Photo by Jacques Le Letty, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

その歴史は3世紀のガロ・ローマ時代まで遡りますが、歴史的要塞都市カルカソンヌは魅力が絶えません。この城塞はいくつもの塔と壁に覆われているのが特徴的で、もしそこにある石が喋ることができたとしたなら、きっとローマ人、西ゴート族や十字軍の、何世紀にも渡る街占領の争いの話をしてくれることでしょう。

また、この城塞は特徴のある造りをしていて、その例がシャトー・コムタル(Château Comtal)やカウント城(Count’s Castle)です。これらの建物には、楼門、窪み、丸い塔や間仕切りがあり、中世軍事基地の標本のような造りになっています。そしてナルボンヌ門やそこにある2つの大きな塔も同じく、中世の軍事的な防衛システムの代表例です。

Hotel de la Cité
オテルドゥラシテ | Photo by Chbec from Pixabay

19世紀、歴史的要塞都市カルカソンヌでは大きな改装が行われました。パリ(Paris)のノートルダム大聖堂の改装も手がけた、建築家ウジェーヌ・ヴィオレ・ル・デュクがこの改装を提案しました。

現在、ここはフランスに訪れる観光者の多さでトップを誇っている城塞であり、2位にはパリのエッフェル塔がランクインしています。この城塞を探検していると、古くから多くの壁に感銘を受けることかと思います。また、軽食や飲み物が飲めるカフェやレストランもありますよ。滞在場所は、ゲストハウスやB&Bから、5ツ星のホテルまで宿泊施設の選択肢も多数あります。

カルノー広場で楽しむ

Carcassonne Market at Place Carnot
カルノー広場のカルカソンヌマーケット| Photo by Andy Mitchell from Glasgow, UK, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

多くの人で賑わうカルノー広場は、地元ならではの雰囲気を味わうことのできる場所です。下街やヴィレ・バッセの名でも知られるバスティッド・サン・ルイの近くに広場はあり、これは城塞の下方の地域に当たります。

中世時代からあるこのカルノー広場は、現在は下街の中心地であり市場が集まる場所となっています。また、カルカソンヌマーケットも週に数回の頻度で開催されていますよ。

Fountain of Neptune at Place Carnot
カルノー広場にあるネプチューンの噴水| Photo by dvdbramhall, CC BY-NC-ND 2.0, via Flickr

カルノー広場は音楽祭、ワインテイスティングや他にも多数のイベントを年間を通して行っています。冬場にはスケートリンクが置かれ、多くの人が集まります。また、テラス席のあるカフェもたくさんあるので、ネプチューンの噴水周辺を行き来する人の姿を見ながら座って飲食を楽しむことができます。カルカソンヌの街でリラックスした時間が過ごせますよ。

ミディ運河を周遊する

Canal du Midi, Carcassonne
カルカソンヌのミディ運河 | Photo by M.Strīķis, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

ミディ運河の歴史は1600年に遡り、当時工学者であったピエール・ポール・リケが大西洋と地中海の間にミディ運河を建設することを推進しました。建設後ミディ運河は、ワイン、小麦や他にも多数の製品を運ぶのに使用されるようになりました。現在は、荷船がが行き来したり、人を乗せて行き来したりしています。

この運河は240km(149マイル)もの長さがあり、トー湖からトゥールーズ(Toulouse)まで繋がっています。運河沿いからは、ブドウ園、森林やひまわり畑などフランスの美しい景色を見ることができます。

Cassoulet à Carcassonne
カルカソンヌのカスレ | Photo by ignis, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

また、絵画のように綺麗な街や村も運河の側にはたくさんあるので、クルージングを楽しんでいる間にぜひ立ち寄ってみてください。地元の文化を知ることができたり、新しく友達を作ったりする良い機会になりますよ。レストランに行き、この地ならではの伝統料理カスレを食べることも忘れないでくださいね。

博物館を訪れる

Musée des Beaux-Arts de Carcassonne
カルカソンヌ美術館, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

もし美術作品に興味があるようであれば、ぜひカルカソンヌ美術館(Musée des Beaux-Arts de Carcassonne)を訪れてください。古くから残る要塞が保存されているこの建物は、1836年につくられました。2015年に外観が改装されました。

カルカソンヌ美術館には、17世紀から現在までの芸術作品が多数保管されています。中には、18世紀のカルカソンヌの芸術家Jacques Gamelinの作品もあります。タペストリーや陶器の展示もされていますよ。

Musée de l’Inquisition or Musée de la Torture
審問博物館と拷問博物館 | Photo by Renzo Salvador from Pixabay

そして他にも訪れてほしいのが、審問博物館(Musée de l’Inquisition)と拷問博物館です。これらは要塞都市の中にあり、ハッとさせられるような、この地域の暗い宗教の歴史を見ることができます。審問は13世紀から18世紀の間に広まり、カトリック教会の教えに反した人の迫害を行っていました。

また、この博物館では拷問に関する展示もされています。当時のさらし台は木製の枠に、人の両手を固定できるように穴があいています。そして疑わしい人は、釘が散りばめられたユダの椅子で苦しんでいました。

宗教に関連する建物に感銘を受ける

Cathedral of Saint Nazaire
サン・ナゼール大聖堂 | Photo by hjrivas from Pixabay

サン・ナゼール大聖堂とセルサスは、城西の中に置かれています。宗教関連の建物が好きな人は、カルカソンヌに訪れた際には必ず足を運んでください。12世紀に、伝統のあるゴシック・ロマネスク調を使用してつくられた国定記念物です。

この大聖堂は南フランスで最も美しいと言われているステンドグラスの窓が特徴的です。また、教会に置かれているオルガンも見る価値がありますよ。フランスで最古とされているこの建物は16世紀に改装されました。

Carcassonne Cathedral
カルカソンヌ大聖堂, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

1247年、サン・ミシェルの教区教会として建てられましたが、1803年から保管されている大聖堂についての書物によると、カルカソンヌ大聖堂のほうが少し古くからあったことが分かっています。これらのゴシック調の建物は、要塞を彷彿とさせます。1849年に火事に遭いましたが、ヴィオレ・ル・デュクによって改装工事が成されました。

建物の正面には、大きな薔薇が描かれた窓がありますが、大きさの影響で、隣接する塔のほうが目立っています。大聖堂内部は、14世紀頃から残る美しいステンドグラスの窓があります。本堂も素晴らしいもので、高さが20m(66フィート)もあります。

Interesting Articles

プエルトリコのサン・ファンへ行くべき5つの理由

1493年にクリストバル·コロンが上陸してから今日に至るまで、プエルトリコの群島は、幅広い文化的多様性、美食、夜の祭典などの観光地として整備されてきました。プエルトリコ連邦は、本島、多数の要島、小島(

ボルダー:アメリカで最も美しい郊外の町

ボルダーはデンバー郊外の町です。この街の特徴は特定の観光スポット(教会、美術館…)ではありません。しかし、素晴らしい街の美しさとライフスタイルを感じるために、ここを訪れる事をおすすめします。ボルダーは

フランス:リールでの過ごし方

フランス北部のリールは、有名な工業都市として知られています。今日では、稼働している工場は以前に比べてはるかに少なく、他の国と同様に、多くの倉庫は他の用途に転用されています。 歴史的な中心部は、ドゴール

ブラジル植民地時代の黒い黄金: オウロ・プレット

ブラジルはビーチとパーティーがたくさんあることで世界的に有名ですが、街中の建物や景色なども同じぐらい美しいものです。 オウロ・プレットは18世紀ブラジル植民地時代につくられた重要な街で、ユネスコ世界遺

バンクーバー: 3日間での楽しみ方

バンクーバーに初めて訪れた時の最高の過ごし方をご存知ですか?もしも3日間しか日数がなかったとしても、これからご紹介することであればきっと全てできると思いますよ! この旅程には、バンクーバーだけでなく、

アリカンテで必見の場所

アリカンテは地中海の海に抱かれた街で、その最も象徴的な美術館、城のひとつ、旧市街、象徴的な海辺などを見学し、忘れられない思い出にしていきます。 アリカンテの主な観光スポットを知るためには、週末で十分で

ランカウイ- 現実逃避にぴったりの島

ランカウイ島はマレーシアの西海岸にあり、99の島から成る群島の1つです。ランカウイ島はその中にある大きな島で、野生動物、丘、滝、ターコイズ色の温かい海や賑やかな夜の街を求める人に人気の観光地です。さら

ニューヨーク: マンハッタン近郊での過ごし方

マンハッタン・ブルックリン・クイーンズ・ブロンクス・スタテン島の5つの区から成るニューヨーク。5つのどの地区にも隣接する街が多くあります。もし数日間だけニューヨークに滞在するようであれば、ビッグ・アッ

クリチバの観光名所5選

クリチバはブラジルで2番目に寒い都市であり、他の地域とは大きく異なり、広大な緑地と公園が自慢です。この地域の人々はブラジル人として知られているほど陽気ではありませんが、彼らは素晴らしいホストであり、街

サン・フランシスコですべき7つのこと

サンフランシスコを訪れた人は、騒々しく混沌としたアメリカの大都市から離れた、湾に囲まれたロケーションとヨーロッパ風のスタイルに一目惚れしてしまうことでしょう。また、温暖な気候と美食の豊富さから、アメリ

Newest Articles

エストニア-タリンからの最高の日帰り旅行

タリンは美しく、エストニアで最も多くの旅行者が訪問する場所の1つです。中世の旧市街、流行に敏感なバー、何世紀も前の建築物が訪れるのに理想的な場所です。しかし、他にもタリンから車ですぐのところにあり、簡

バリ島で人気のアクティビティとアトラクション

インドネシアの17,000以上の島々の中で、バリは最も有名な島の1つです。ジャワ島の東に位置するこの島には、1世紀以上にわたってオランダ人が住んでいた歴史があります。今日、バリ島はアジアでトップの観光

エストニアのリゾート地、パルヌ

パルヌはエストニアのリゾート地で、夏場に人が最も多く訪れます。エストニア南西部のパルヌ川沿いにある街です。素敵な砂浜、浅瀬、スパ、バーやカクテルバーなど充実した休暇が楽しめる場所として人気です。また、

トラカイ1日観光

トラカイはリトアニアの小さな湖の街で、首都ヴィリニュスから西に28kmほど離れた場所にあります。この街は、東ヨーロッパで唯一水に浮かぶ城があることで有名です。もしヴィリニュスにいる場合は、トラカイ1日

Relative Articles

インド:チェンナイでの過ごし方

タミル ナドゥ州の州都であるチェンナイは、インド最大の都市の1つです。ユニークなタミル文化に触れるには理想的な場所です。 インド最大級のマリーナビーチを訪れましょう。私が訪問したときも、想像していたよりも綺麗な環境で驚きました。サトウキビジュースなど、様々な種類のものが販売されています。おもちゃの銃架を並べている女性なんかもいました。日陰がほとんどないので、朝か夕方に訪れるのが良いかもしれません。

カルタヘナの音楽と暮らし

カルタヘナ・デ・インディアスの街は、コロンビアのカリブ海岸沿いに位置し、この国の中で最も観光者が多い、美しい街です。カリブ海の空気とコロンビアの文化が合わさる歴史深い街が観光者を魅了します。 ここは大きな街ですが、その場その場で見るとまるで小さな街にいるような感じがする、温かい街です。街中ではラテンリズムのロックな音楽が聴こえてくることもありますよ。 歴史深い街 歴史深い街の美しいストリート カル

プラハの街でおすすめの過ごし方

プラハはチェコの首都で、国内最大の都市。そして、延々と続く美しい景色と忘れられない観光が出来そうな街。 物価は安く、とても豪華で印象的な街で、いろんな観光ができます。滞在する時には、何をしたいのかをきちんと調べておきましょう。 旧市街の広場は美しいのですが、それほど広くないので、徒歩がいいでしょう。教会、モニュメント、天文時計、街のシンボルなどがあり、街の歴史を知ることができます。 天文時計は2つ

ブラジル植民地時代の黒い黄金: オウロ・プレット

ブラジルはビーチとパーティーがたくさんあることで世界的に有名ですが、街中の建物や景色なども同じぐらい美しいものです。 オウロ・プレットは18世紀ブラジル植民地時代につくられた重要な街で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。ブラジルの深い歴史や、当時の状況などをよく知ることができる場所です。 19世紀終わり頃には、街は重大性を失いましたが、その壮大な建造物やストリートなどは保持されており、ストリー

メキシコの基本: 必ず訪れてほしい5つの街

メキシコは非常に大きな国で、国の文化も豊富です。そのため、どのような目的の観光者でも、予算がいくらまでと決まっていても楽しめる場所になっています。ここでは、この広大な国の中でも特に何度訪れても飽きない、必ず足を運んでほしい5つの街を紹介します。 メキシコシティ この国の首都で、アステカの首都、テノチティトランの跡地につくられました。大都市であるメキシコシティは、夜まで賑わい、市場には絵画や音楽など

エディンバラ 3日間のお勧めツアー

スコットランドの東に位置し、北海に面するエディンバラは、イギリスで最も訪問者の多い都市の一つです。エディンバラは、ヨーロッパの中でも特別な都市の一つであり、最も恐ろしい物語の舞台となった暗いコーナー、狭い石畳の路地、美しい建物や庭園、興味深い博物館の多さ、そして何よりも陽気な市民とのふれあいが、まるで街に恋をしたような感覚になるほど魅力的な場所なのです。エディンバラは、旧市街と新市街に二分されてお

ナンシーの街を散策しよう

フランスのこの地域を訪れる観光客はほとんどいませんが、彼らは、世界で最も印象的な広場の1つであるナンシーの宝石を見逃していることに気づいていません。 スタニスラス広場は、18世紀にロレーヌ公スタニスワフ・レシチニスキによって建てられました(彼の名前を発音するのは難しいですよね!)。 グランドホテル デ ラ レーヌは私たちを懐かしい気分に浸らせてくれます。 部屋は少し小さめですが、リーズナブルで、ス

アングラ・ドス・レイス, 一年中いつ訪れても美しい島

アングラ・ドス・レイス 一年中の島 365 islands, Angra dos Reis is an incredible place. ブラジルの二つの大都市、リオデジャネイロとサンパウロの間には、魔法のような別世界、アングラ・ドス・レイスが存在します。この町は沿岸に365の島をもっており、中には信じられないほど活気に満ちた島がいくつかあります。 ここの島々は興味深く豊かな町で、船が主な交通手

ブルターニュ地方の芸術・文化の街ナントでアートと歴史を堪能

フランス人にも人気の湾岸都市 ナント かつてブルターニュ公国の中心地だったナントの街は、造船所や工業跡地を中心に芸術祭が開かれていたり、ブルターニュ大公城などの歴史的スポットが魅力な、ロワーヌ川沿いの小さな都市です。 イチオシの観光スポットをご紹介 ナントを訪れると、まずは歩いてみたいのがブルターニュ大公城です。メイン広場から歩いて行くことの出来るこのスポットは、地元の人の散歩コースとしても人気で