オーストラリア、メルボルンでの楽しみ方: 人気の行き先

melbourne-australia-denise-jans-gmtAa0Q5MI-unsplash-p0zu8gwvw41n0glhlj1mxtbjks7qr0igv41phxdn7s

オーストラリアの首都であり、ビクトリア州にあるメルボルンの街は、住むのに最適な場所です。事実、ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表する居住性の指標で世界一住みやすい街の称号を7年連続で取得しています。また、観光地としても素敵な場所です。博物館を訪れたり、砂浜を散歩したり、地元のコーヒー文化に浸ったりと、メルボルンでできることは多岐に渡っています。

Flinders Street Station in Melbourne, Australia
フリンダーズ・ストリート駅| Photo from pxfuel

街の1日観光をするにあたり、まずは街の顔でもあるフリンダーズ・ストリート駅の時計の下で待ち合わせをしましょう。ここからは、少し歩くだけで有名なたくさんの場所へ行くこともできます。博物館、さまざまな買い物、おいしいレストランなど、全てが徒歩圏内にあります。街の中心部から離れた場所だったとしても地下鉄や電車で簡単に向かうことができますよ。

オーストラリア(Australia)メルボルンで必ず足を運んでほしい場所を紹介します。

クラウン・メルボルン

Crown Casino Complex
クラウン・カジノ | Photo by Gary Houston, CC0, via Wikimedia Commons

広大なクラウン・カジノは、同様の施設の中では世界で最も大きなものの1つです。その広さは510,000㎡ (5,489,594 フィート) を誇り、ヤラ川の南側に位置しており、十分に楽しむことができる場所です。

このカジノには、ブラックジャックやポーカーなど何千ものテーブルやマシンが設置されているので、好みや気分に合わせて楽しんでください。

Crown Casino Atrium
クラウン・カジノ・アトリウム | Photo by Jamesbehave at the English Wikipedia, CC BY-SA 3.0

この施設にはカジノだけではなく、インタラクティブゲームアーケード、映画館やボーリングセンターなど子どもと楽しむ方法もたくさんあります。

お腹がすいたり喉が渇いたら、多数のレストランやバーの中からその時の気分でお店に入りましょう。買い物でストレス発散したい場合は施設内にショッピングセンターもありますよ。

その後は、敷地内で行われているエンターテイメントショーもぜひ見ていってください。さらにこの施設はいくつものホテルの経営もしているため、疲れても遠くまで帰る必要がありません。

クイーンビクトリアマーケット

Queen Victoria Market
クイーンビクトリアマーケット | Photo by Crisco 1492, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

Queen VicやVic Marketと省略して呼ばれ、街の中心部の7ヘクタール(17エーカー)以上もの敷地に置かれる街の目印のような存在です。また、クイーンビクトリアマーケットは、19世紀半ばにつくられた自然遺産でもあります。毎年約千万人の人が買い物や食を求めてこの場所を訪れています。

Queen Victoria Market Daily Product Hall
クイーンビクトリアマーケットの日用品売り場| Photo by Wpcpey, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

お土産品を探しているようであれば、ここではたくさんの素敵な品が置かれているので、好みのものを見つけてみてください。ハンドメイドの装飾品や石鹸から、ヴィンテージものの衣類や室内装飾品までさまざまな品がありますよ。

さらに、摘みたての花、新鮮な果物や野菜まで取り揃えられています。おいしい肉やシーフードを探している場合でもここに来たら必ず見つかりますよ。

何か食べたい時にも、マーケットの中にレストランやカフェがたくさんあります。ワインとチーズ、ブラードヴルスト(ソーセージ)のグリルやダッチパンケーキをぜひ試してみてください。カンガルーバーガーや焼きたてピザが楽しめるフードカートもあります。

メルボルンクリケットグランド

Melbourne Cricket Ground
メルボルンクリケットグランド | Photo by Flickerd, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

メルボルンは、南半球で最も大きなカジノ施設があるだけでなく、最も大きな野外マーケットもあります。さらにこの地域で一番大きなスタジアム、メルボルンクリケットグランドまであるのです。ここは1853年につくられ、10万人以上の観戦客を重要できるスタジアムです。

ザ・ジー(The G)とも呼ばれるこのメルボルンの顔では、2回のクリケットワールドカップを含む多くのイベントを開催しています。オーストラリアフットボールリーグもここで開催されていますよ。

The Brabham BT19 on display at the National Sports Museum
国立スポーツ博物館に展示されるブラバムBT19 | Photo by Bahnfrend, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

また、スタジアムの敷地内にはオーストラリアスポーツ博物館があります。もともとは国立スポーツ博物館として知られており、クリケット、テニス、ボクシングなどさまざまなスポーツに関連する展示が行われてきました。また、中では、有名なオーストラリアスポーツホール、メルボルンクリケットクラブ博物館やオーストラリアレーシング博物館などを見ることもできます。

メルボルン王立植物園

Royal Botanic Gardens
王立植物園 | Photo by Neil Parley, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

ヤラ川の南側にある王立植物園では、世界中から集められた何万もの植物が38ヘクタール(94エーカー)の敷地を埋め尽くしています。静かで心が落ち着く場所なので、賑わった街の中にいるということを忘れてしまうほどです。ここでゆっくりと流れる時間を過ごすことは、メルボルンでも人気があります。

春から夏に訪れると、色とりどりの多年生植物を楽しむことができます。ガーデンハウスに咲き誇る、絵に描いたように美しい多年生植物や観賞用植物に感銘を受けることでしょう。まるでおとぎ話の世界のような景色が見られますよ。

Fern Gully at Royal Botanic Gardens in Melbourne
メルボルン王立植物園のファーンガリー| Photo by Wpcpey, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

次に、ファーンガリーに向かって川のせせらぎを感じ、日陰にある美しい木生シダに囲まれて、リラックスした散歩をしましょう。

ピクニックがしたい人へも、この王立植物園はおすすめで、ここにはシートを敷いてピクニックができる素敵な場所も多数あるので楽しんでくださいね。タキソジウムの芝生の上や、湖沿いで水鳥を見ながらピクニックをすることもできます。

ビクトリア国立美術館

National Gallery of Victoria
ビクトリア国立美術館 | Photo by Joyofmuseums, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

オーストラリア国内で最も大きい美術館であり、多数の人が訪れるビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria (NGV) )は、美術作品が好きな人にとっては天国のような場所です。1861年に建てられ、国内最古の美術館でもあります。作品は、南側にあるイアンポッターセンターのNGVインターナショナルと、フェデレーションスクエアにあるNGVオーストラリアの2ヶ所に分けて展示されています。 どちらも街の中心部にあり、歩いて行き来できる距離にあります。

Great Hall of the National Gallery of Victoria
ビクトリア国立美術館の大ホール| Photo by a.canvas.of.light from Melbourne, Australia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

ビクトリア国立美術館には多数の作品が保管されています。トム・ロバーツやマーガレット・プレストンを含むオーストラリアの印象派、先住民の芸術家から現代の芸術家の作品まで多岐に渡ります。

ホールを周ってみると、オーギュスト・ロダンの「考える人」、クロード・モネの「ヴェトゥイユ」やレンブラントの「論争する2人の老人」など、世界的に有名な芸術家の作品を見ることもできます。

ユーレカスカイデッキ

Eureka Tower
ユーレカタワー | Photo by PublicDomainPictures from Pixabay

次に、メルボルン最高の場所ユーレカスカイデッキへと向かいましょう。メルボルンの南部地方にあるユーレカタワーのスカイデッキは、高さ297m(974フィート)から息を呑むほど美しい街の景色を見ることができます。この高さは南半球で最も高い公共の展望台です。

また、ここには国内で最も高い場所に設置されている郵便ポストもあります。このポストは常時稼働しているので、友達、家族や宇宙に手紙を送ることも可能ですよ。

View of Melbourne from Eureka Skydeck 88 at Night
ユーレカスカイデッキ88階からの夜景| Photo by Leonard Koh, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

もし高いところが好きであれば、ユーレカタワーの88階で、先端のガラス張り部分に行くこともできます。そのガラス張りの部分は、建物から突き出しているそのガラス面に足を踏み入れるのは、メルボルンに来たら挑戦してほしいことでもあります。

ブライトンビーチ

Brighton Beach Bathing Boxes in Melbourne
ブライトンビーチのシャワー室| Photo by Arnas Goldberg, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

ビーチはメルボルンの中でも人気があります。この地域内にはいくつも美しいビーチがあるのですが、中でも特に有名なのがこのブライトンビーチです。一際目を惹くのがここのシャワー室で、建物に大胆なデザインが施され、カラフルに色が塗られているのが特徴です。

ビクトリア朝まで時代を遡ると、この建物は衣服を着替えるために便利な場所でしたが、近年ではこの建物の年間パスポートを購入する人まで出てきました。

Brighton Beach
ブライトンビーチ | Photo by Michelle Maria from Pixabay

メルボルンのダウンタウンを南に半時間ほど車で走った場所にあるブライトンビーチは街で最も裕福な郊外にあります。ビーチでは日光浴をしたり、ポートフィリップ湾沿いの金色に輝く砂浜の上を歩いたり自転車で走ったりして楽しむことができます。また、ブライトンビーチには救護員が常駐しているので、泳ぐのにも適しています。風の強い日に行くと、カイトサーファーが楽しんでいる姿も見られます。

Interesting Articles

デンバーの隠された魅力

アメリカ合衆国は、ニューヨークとカリフォルニアだけではありません。 デンバーの魅力はまだ外国人観光客にあまり知られておらず、訪れる人は少ないかもしれません。 本物のアメリカ文化楽しむなら、この街は見逃

ランカウイ- 現実逃避にぴったりの島

ランカウイ島はマレーシアの西海岸にあり、99の島から成る群島の1つです。ランカウイ島はその中にある大きな島で、野生動物、丘、滝、ターコイズ色の温かい海や賑やかな夜の街を求める人に人気の観光地です。さら

カルタヘナの音楽と暮らし

カルタヘナ・デ・インディアスの街は、コロンビアのカリブ海岸沿いに位置し、この国の中で最も観光者が多い、美しい街です。カリブ海の空気とコロンビアの文化が合わさる歴史深い街が観光者を魅了します。 ここは大

シュリーナガル、東の国のベネチア

インドを訪れる旅行者が気づくことの1つは、この国に存在する膨大な数の異なった文化です。 ある州から別の州に移動すると、まったく別の国に到着したような気分になります。 デリーからシュリーナガルに飛行機で

エディンバラ 3日間のお勧めツアー

スコットランドの東に位置し、北海に面するエディンバラは、イギリスで最も訪問者の多い都市の一つです。エディンバラは、ヨーロッパの中でも特別な都市の一つであり、最も恐ろしい物語の舞台となった暗いコーナー、

歴史と信仰の街、パヴィーア

パヴィーアは、北イタリアのロンバルディア地方、ミラノの近くに位置する、古代から続く美しい街です。この街はティチーノ州でローマ人によって開拓され、この地域で最も大きい中世都市の1つだったため、ロンバルデ

トレントでの楽しみ方: 1日しか時間のない方へ

トレントで何を見ようか、どこへ行こうか悩んでいる人はいませんか?心配しないでくださいね。歴史深いトレントのあるトレンティーノ・アルト・アディジェ州はそんなに大きな地域ではないので、1日で楽しむことも十

エストニアのリゾート地、パルヌ

パルヌはエストニアのリゾート地で、夏場に人が最も多く訪れます。エストニア南西部のパルヌ川沿いにある街です。素敵な砂浜、浅瀬、スパ、バーやカクテルバーなど充実した休暇が楽しめる場所として人気です。また、

レシフェでの5つの楽しみ方

レシフェは、ブラジルの中でも文化が豊富な街です。どんなことがあっても活気があり温かい人間性を持ち、街には美しい場所が溢れています。文化の濃さを感じたい場合は、ストリートを歩いてみてください。マラカトゥ

ヴェルサイユ1デイ旅行!

ヴェルサイユの町は、特にお城が有名な街です。 1682年5月6日から1789年10月6日まで、フランスのルイ14世、ルイ15世、ルイ16世の王の住居でした。1715年から1723年に君主が政権に復帰し

Newest Articles

エストニア-タリンからの最高の日帰り旅行

タリンは美しく、エストニアで最も多くの旅行者が訪問する場所の1つです。中世の旧市街、流行に敏感なバー、何世紀も前の建築物が訪れるのに理想的な場所です。しかし、他にもタリンから車ですぐのところにあり、簡

バリ島で人気のアクティビティとアトラクション

インドネシアの17,000以上の島々の中で、バリは最も有名な島の1つです。ジャワ島の東に位置するこの島には、1世紀以上にわたってオランダ人が住んでいた歴史があります。今日、バリ島はアジアでトップの観光

エストニアのリゾート地、パルヌ

パルヌはエストニアのリゾート地で、夏場に人が最も多く訪れます。エストニア南西部のパルヌ川沿いにある街です。素敵な砂浜、浅瀬、スパ、バーやカクテルバーなど充実した休暇が楽しめる場所として人気です。また、

トラカイ1日観光

トラカイはリトアニアの小さな湖の街で、首都ヴィリニュスから西に28kmほど離れた場所にあります。この街は、東ヨーロッパで唯一水に浮かぶ城があることで有名です。もしヴィリニュスにいる場合は、トラカイ1日

Relative Articles

People in Glasgow, Scotland

スコットランド、グラスゴーで訪れてほしい場所 をご紹介!

クライド川の岸にあるグラスゴーは、スコットランドで最も大きな街です。非常に魅力的な街で、特に休暇のシーズン中は楽しめる場所がたくさんあります。歴史深い場所、博物館、賑やかなバーや家族でショッピングが楽しめる場所など、どのような世代の人であっても充実した時間が過ごせます。 車でエジンバラ(Edinburgh)から1時間ほど西に走ると、6世紀から続くグラスゴーのルーツを辿ることのできる場所があります。

クロアチア周遊、必ず訪れるべき街スプリト

スプリトの街は、まさに野外博物館。クロアチアの中で二番目に大きなこの街は、ダルマティア地方に行く場合は絶対にはずしてはならない重要で、素晴らしい時間を過ごすことができる場所です。さらに、この街から出ている船に乗ると、クロアチアの有名な島や、まるで天国にいるような感覚が体験できる素敵なビーチへもたどり着けます。 ディオクレティアヌス宮殿 ディオクレティアヌス宮殿は、スプリトの中にある小さな街です。と

コルカタへのガイド

コルカタを訪れる外国人観光客はムンバイやデリーよりもはるかに少ない数でしょう。 しかし、独立運動前後の歴史を理解するにはインドで最高の場所です。 1) カレッジストリートの本市場 ここは、世界最大の本市場であるとも言われていて、店を眺めながらゆっくりと散歩するのにぴったりです。 お目当ての本を見つけたら、トラディショナルなインディアンコーヒーハウスでコーヒーと読書を楽しみましょう。 非常に混雑して

リスボン滞在の3日間でできること

リスボンはポルトガルの首都で、ヨーロッパの中で魅力的で活気のある街として知られています。ポルトとアルガルヴェ沿いにあるリスボンは、近年ポルトガルの中で最も人気のある街です。リスボンには豊かな文化や芸術があり、美食の街としても知られているので、人気があるのも理解ができます。 ポルトガルの首都は、ヨーロッパの中で最も古くからある首都の1つで、フェニキア人によってつくられました。400年以上の間リスボン

バリ島で人気のアクティビティとアトラクション

インドネシアの17,000以上の島々の中で、バリは最も有名な島の1つです。ジャワ島の東に位置するこの島には、1世紀以上にわたってオランダ人が住んでいた歴史があります。今日、バリ島はアジアでトップの観光地の一つになりました。熱帯の島での過ごし方について。何をすべきか迷っている場合でも、心配する必要はありません。バリ島にはやることがたくさんあります! この素晴らしい島で昼と夜の過ごし方について、それぞ

ブルターニュ地方の芸術・文化の街ナントでアートと歴史を堪能

フランス人にも人気の湾岸都市 ナント かつてブルターニュ公国の中心地だったナントの街は、造船所や工業跡地を中心に芸術祭が開かれていたり、ブルターニュ大公城などの歴史的スポットが魅力な、ロワーヌ川沿いの小さな都市です。 イチオシの観光スポットをご紹介 ナントを訪れると、まずは歩いてみたいのがブルターニュ大公城です。メイン広場から歩いて行くことの出来るこのスポットは、地元の人の散歩コースとしても人気で

ウィーンの魅力

ウィーンはオーストリアの首都であり、何世紀もの間、ヨーロッパで最も大きな帝国として知られてきました。近年、そのレッテルを剥がし、静かで明るい生活を目指そうとしています。すると2019年についにその成果が現れ、インデペンデント紙で、世界で一番住みたい街に選ばれたのです。新しい街と化したウィーンの街ですが、オーストリア帝国があった黄金時代から、文化や音楽などは根強く残っています。 聖ステファノ広場(ド

ジャンムーでの過ごし方

スリナガルから乗合タクシーで疲れ果ててジャンムーに到着しましたが、すぐに体力を回復して、丸2日間街を探索してみました。 ジャンムーは退屈な街だとスリナガルで聞いてましたが、私は到着してみて驚きました。 私が10日間凍えていたスリナガルとは異なり、1月のジャンムーの気候はとても過ごしやすかったです。 ラグナート寺院は街の中心部にあります。 敷地内を警備している兵士からバッグをロッカーに入れるように指

ヴェネツィアでの週末

何度行っても飽きない場所があります。その一つがヴェネツィアです。魔法のようで、ユニークかつ魅力的な都市は、間違いなく世界で一番美しい都市の一つです。週末のヴェネツィアで何を見るべきでしょうか?この街はたくさんの楽しみがあるので、2日間ですべてを明らかにする事は不可能です。ですがこの記事では、この街の必ず見るべき場所のいくつかを見つけることが出来るでしょう。 サン・マルコ広場 ここは最も重要な場所の