オーストラリアの首都であり、ビクトリア州にあるメルボルンの街は、住むのに最適な場所です。事実、ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表する居住性の指標で世界一住みやすい街の称号を7年連続で取得しています。また、観光地としても素敵な場所です。博物館を訪れたり、砂浜を散歩したり、地元のコーヒー文化に浸ったりと、メルボルンでできることは多岐に渡っています。

街の1日観光をするにあたり、まずは街の顔でもあるフリンダーズ・ストリート駅の時計の下で待ち合わせをしましょう。ここからは、少し歩くだけで有名なたくさんの場所へ行くこともできます。博物館、さまざまな買い物、おいしいレストランなど、全てが徒歩圏内にあります。街の中心部から離れた場所だったとしても地下鉄や電車で簡単に向かうことができますよ。
オーストラリア(Australia)メルボルンで必ず足を運んでほしい場所を紹介します。
クラウン・メルボルン

広大なクラウン・カジノは、同様の施設の中では世界で最も大きなものの1つです。その広さは510,000㎡ (5,489,594 フィート) を誇り、ヤラ川の南側に位置しており、十分に楽しむことができる場所です。
このカジノには、ブラックジャックやポーカーなど何千ものテーブルやマシンが設置されているので、好みや気分に合わせて楽しんでください。

この施設にはカジノだけではなく、インタラクティブゲームアーケード、映画館やボーリングセンターなど子どもと楽しむ方法もたくさんあります。
お腹がすいたり喉が渇いたら、多数のレストランやバーの中からその時の気分でお店に入りましょう。買い物でストレス発散したい場合は施設内にショッピングセンターもありますよ。
その後は、敷地内で行われているエンターテイメントショーもぜひ見ていってください。さらにこの施設はいくつものホテルの経営もしているため、疲れても遠くまで帰る必要がありません。
クイーンビクトリアマーケット

Queen VicやVic Marketと省略して呼ばれ、街の中心部の7ヘクタール(17エーカー)以上もの敷地に置かれる街の目印のような存在です。また、クイーンビクトリアマーケットは、19世紀半ばにつくられた自然遺産でもあります。毎年約千万人の人が買い物や食を求めてこの場所を訪れています。

お土産品を探しているようであれば、ここではたくさんの素敵な品が置かれているので、好みのものを見つけてみてください。ハンドメイドの装飾品や石鹸から、ヴィンテージものの衣類や室内装飾品までさまざまな品がありますよ。
さらに、摘みたての花、新鮮な果物や野菜まで取り揃えられています。おいしい肉やシーフードを探している場合でもここに来たら必ず見つかりますよ。
何か食べたい時にも、マーケットの中にレストランやカフェがたくさんあります。ワインとチーズ、ブラードヴルスト(ソーセージ)のグリルやダッチパンケーキをぜひ試してみてください。カンガルーバーガーや焼きたてピザが楽しめるフードカートもあります。
メルボルンクリケットグランド

メルボルンは、南半球で最も大きなカジノ施設があるだけでなく、最も大きな野外マーケットもあります。さらにこの地域で一番大きなスタジアム、メルボルンクリケットグランドまであるのです。ここは1853年につくられ、10万人以上の観戦客を重要できるスタジアムです。
ザ・ジー(The G)とも呼ばれるこのメルボルンの顔では、2回のクリケットワールドカップを含む多くのイベントを開催しています。オーストラリアフットボールリーグもここで開催されていますよ。

また、スタジアムの敷地内にはオーストラリアスポーツ博物館があります。もともとは国立スポーツ博物館として知られており、クリケット、テニス、ボクシングなどさまざまなスポーツに関連する展示が行われてきました。また、中では、有名なオーストラリアスポーツホール、メルボルンクリケットクラブ博物館やオーストラリアレーシング博物館などを見ることもできます。
メルボルン王立植物園

ヤラ川の南側にある王立植物園では、世界中から集められた何万もの植物が38ヘクタール(94エーカー)の敷地を埋め尽くしています。静かで心が落ち着く場所なので、賑わった街の中にいるということを忘れてしまうほどです。ここでゆっくりと流れる時間を過ごすことは、メルボルンでも人気があります。
春から夏に訪れると、色とりどりの多年生植物を楽しむことができます。ガーデンハウスに咲き誇る、絵に描いたように美しい多年生植物や観賞用植物に感銘を受けることでしょう。まるでおとぎ話の世界のような景色が見られますよ。

次に、ファーンガリーに向かって川のせせらぎを感じ、日陰にある美しい木生シダに囲まれて、リラックスした散歩をしましょう。
ピクニックがしたい人へも、この王立植物園はおすすめで、ここにはシートを敷いてピクニックができる素敵な場所も多数あるので楽しんでくださいね。タキソジウムの芝生の上や、湖沿いで水鳥を見ながらピクニックをすることもできます。
ビクトリア国立美術館

オーストラリア国内で最も大きい美術館であり、多数の人が訪れるビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria (NGV) )は、美術作品が好きな人にとっては天国のような場所です。1861年に建てられ、国内最古の美術館でもあります。作品は、南側にあるイアンポッターセンターのNGVインターナショナルと、フェデレーションスクエアにあるNGVオーストラリアの2ヶ所に分けて展示されています。 どちらも街の中心部にあり、歩いて行き来できる距離にあります。

ビクトリア国立美術館には多数の作品が保管されています。トム・ロバーツやマーガレット・プレストンを含むオーストラリアの印象派、先住民の芸術家から現代の芸術家の作品まで多岐に渡ります。
ホールを周ってみると、オーギュスト・ロダンの「考える人」、クロード・モネの「ヴェトゥイユ」やレンブラントの「論争する2人の老人」など、世界的に有名な芸術家の作品を見ることもできます。
ユーレカスカイデッキ

次に、メルボルン最高の場所ユーレカスカイデッキへと向かいましょう。メルボルンの南部地方にあるユーレカタワーのスカイデッキは、高さ297m(974フィート)から息を呑むほど美しい街の景色を見ることができます。この高さは南半球で最も高い公共の展望台です。
また、ここには国内で最も高い場所に設置されている郵便ポストもあります。このポストは常時稼働しているので、友達、家族や宇宙に手紙を送ることも可能ですよ。

もし高いところが好きであれば、ユーレカタワーの88階で、先端のガラス張り部分に行くこともできます。そのガラス張りの部分は、建物から突き出しているそのガラス面に足を踏み入れるのは、メルボルンに来たら挑戦してほしいことでもあります。
ブライトンビーチ

ビーチはメルボルンの中でも人気があります。この地域内にはいくつも美しいビーチがあるのですが、中でも特に有名なのがこのブライトンビーチです。一際目を惹くのがここのシャワー室で、建物に大胆なデザインが施され、カラフルに色が塗られているのが特徴です。
ビクトリア朝まで時代を遡ると、この建物は衣服を着替えるために便利な場所でしたが、近年ではこの建物の年間パスポートを購入する人まで出てきました。

メルボルンのダウンタウンを南に半時間ほど車で走った場所にあるブライトンビーチは街で最も裕福な郊外にあります。ビーチでは日光浴をしたり、ポートフィリップ湾沿いの金色に輝く砂浜の上を歩いたり自転車で走ったりして楽しむことができます。また、ブライトンビーチには救護員が常駐しているので、泳ぐのにも適しています。風の強い日に行くと、カイトサーファーが楽しんでいる姿も見られます。