オランダの首都アムステルダムは、最も大きく、人口も最大の都市で、毎年何百万人もの観光客が訪れます。
700年以上の歴史を持つアムステルダムは、見どころがたくさんあり、いろんな体験ができます。
世界的に有名な観光スポットとしては、ゴッホ美術館、アンネフランクの家などがあります。
しかし、歓楽街が少ないので、観光地として魅力的でないと感じる人も入りかもしれませんが、そんなことはありません。
アムステルダムの特別な観光地をいくつか見てみましょう。
コレクティシックス(シックスコレクション)
Collectie Six building Jan Six Rembrandt
世界クラスの美術館に行くなら、アムステルダムが一番いいでしょう。
アムステルダム国立美術館からゴッホ美術館、レンブラントがかつて住んでいたレンブラントハウス博物館まで、芸術愛好家にはたまりません。
もう少し落ち着いた場所に行きたい方は、シックスコレクションミュージアムがいいでしょう。
貴族のシックス家が所有していた風格のある民家にさまざまな芸術作品やアンティーク家具が収蔵されています。
シックス家が所有するレンブラントの描いた絵の中で最も有名な作品は、17世紀にアムステルダムの市長だったヤン・シックスの肖像画です。
もう一つの絵には、名前のない若い男が描かれています。
博物館は無料ですが、事前の予約が必要です。
なお、この記事を書いた時の情報では、博物館は2021年5月31日まで閉鎖されます。
それでも、ここは、アムステルダムの特別な観光地リストに入れておきましょう。
カイパーズ図書館

読書家や芸術愛好家にとっては、カイパーズ図書館は見どころが満載です。
アムステルダム国立美術館に併設されていて、美術史を専門とする最も古くて最大の図書館です。
1885年にピエールコイパーによって建てられ、ゴシック様式とルネッサンス様式の建築が素敵です。
らせん階段を通り、錬鉄製の手すりで囲まれた小道を歩いて図書館のコレクションを観ます。
そのコレクションは何とも言えないほど素晴らしいものです。
カイパーズ図書館には数十万冊の本に加えて、定期刊行物や雑誌もあります。
さらに、展示会やオークションなどについての芸術作品関連のカタログもあります。
読書室で2~3時間を過ごせば、素晴らしい環境の中でオランダ美術史について学ぶことが出来ます。
マイクロピア博物館

豊富な芸術遺産に加え、オランダは科学的にも高い評価を得ています。
オランダの有名な科学者として物理学者で数学者のクリスティアーンホイヘンス、微生物学者のマルティヌスベイジェリンクがいます。
マルティヌスベイジェリンクはマイクロピア博物館で研究をしています。
2014年にオープンしたマイクロピア博物館は、微生物を展示している「微生物動物園」です。
ここは、微生物の展示をする最初の博物館であり、アムステルダムの特別な観光地です。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)のグラス模型といろんな種類の細菌が入ったペトリ皿を見てみましょう。
また、対話形式のコロナウイルスの展示にも驚かされます。
しかし、これは3Dプリンターで作ったプラモデルで、コロナウイルスの実物ではないので心配はいりません。
マイクロピア博物館では、実験室の研究者が主催するラボトークも毎日開催されています。
微生物コレクションを集めて、マイクローブ ウォールに公開することもできます。
ニューシュピーゲル通り
アムステルダムのアート地区の中心部にあるニューシュピーゲル通りは、美術品とアンティークの愛好家にはたまりません。
この通りの名前は、16世紀に有力な貴族だったシュピーゲル家にちなんで名付けられました。ここで贅沢なウィンドウショッピングを楽しみましょう。
もちろん、素晴らしい商品がたっぷりあります!
アンティーク商の多くは、商品を世界中のお客に売っています。
オランダのデルフト陶器をお探しですか?
アムステルダムのアロンソンアンティークギャラリーには商品をたくさん置いているもで探し物が見つかるかもしれません。
アンティークガラスがお望みなら、フライデーズラメリスギャラリーで探してみて下さい。
1世紀のローマガラスの器から、18世紀の吹きガラス、花瓶、ボウルまで、あらゆるものがあります。
カフェカルパーシューク

中央駅から目と鼻の先にあるカフェカルパーシュークは、アムステルダムの多くのバーと同じように見えるかもしれません。
しかし、この古い店づくりだけで判断しないでください。
この店は1606年に船乗りの下宿として開店しました。
そして、酒類販売の免許を取得してアムステルダムで最も古いパブになったのです。
昔のアムステルダムを描いた古い版画や絵画で飾られた木造の壁の歴史的な雰囲気の中でコーヒーやビールを味わうことができます。
があります。
また、床の上に何層にも砂が積もっていることにも注目してください。
昔は、吐き捨てた噛みたばこの上に砂をかけて床を掃除していました。
もちろん、今はバーの床に唾を吐くことはありません!